キャプテン翼 Wiki
Advertisement

テンプレート:サッカー選手 カール・ハインツ・シュナイダーは、高橋陽一漫画キャプテン翼』に登場する架空のサッカー選手である。ポジションはFWハンブルガーSVのジュニアユースから、現在はバイエルン・ミュンヘン所属。異名は「ドイツの若き皇帝」「ミスター・ヨーロッパ」。

旧・西ドイツジュニアユース、ドイツユース代表のキャプテンを務め、後にフル代表にも選出される。大空翼のテクニックと、日向小次郎のパワーを兼ね備えたプレースタイルである。西ドイツジュニアユース時代の監督は「FW以外にもMFDFとしての能力も一流であり、そのことからドイツ人にとって最高名誉である皇帝の称号が与えられた」と語っている。若林源三にとって西ドイツ・ドイツでの盟友かつ最大のライバルで、現在もその関係は続いている。若林から試合外での記録だが、ペナルティエリア外からのゴールを2分の1の確率で奪っていた[1]。ハンブルクジュニアユース時代には若林、ヘルマン・カルツと共に、チームを西ドイツ&ヨーロッパNo.1に導く。父・ルディも有名な元サッカー選手で、バイエルン移籍後は父が監督となり、ハンブルガーSVの前に立ちはだかる。カルツとは幼馴染。性格はクールで現実的。マリーという妹がいる。サウザーという名の犬を飼っている。

なお、原作漫画に先行する形でアニメ版の映画作品「キャプテン翼 ヨーロッパ大決戦」に初登場している。声優は初代アニメが難波圭一堀川亮、Jには登場せず、2002年版は下崎紘史が務めた。

来歴[]

ジュニアユース編

幼少期より元ハンブルグ所属のサッカー選手であった父親の教えを受けサッカーの才能を開花させ、ハンブルグジュニアユースで西ドイツ&ヨーロッパのNo.1を獲得。父親は元ハンブルクの監督代行で、所属選手とのいざこざで解雇された経歴があるため(それが原因で父親が酒に溺れ家庭内暴力をふるうようになり、母と離別していた)、試合では「ヘボ監督の息子!」と心ない中傷を浴びせらることもあった。父の教えで育った自身のサッカーを通して父親の汚名を返上したい、そしてもう一度復縁してもらいたい、と家庭思いの一面があった。そのため若林を単に「戦力になる」という理由で毎日練習に付き合ったり、「バイエルンなら早くプロデビューできる」という理由から長年慣れ親しんだハンブルクを離れるなど非常に現実的であった。ハンブルグでの最後の試合となる全日本との親善試合では5点を挙げ、若島津を負傷退場させたうえに日向にストライカーとしての格の違いを見せつけた。第1回国際ジュニアユース大会では準決勝まで全試合ハットトリックを決めた。決勝のハーフタイムで、予想外にも同点であったことでヒステリックに怒鳴る監督をなだめ、サッカー三流国とされていた日本の強さを認めつつもゲルマン魂で「絶対に勝つ」とチームメイトを鼓舞する場面等が見られた。その決勝ではハットトリックやペナルティエリア外からシュートを狙うものの、若林に阻まれて2点に終わったが、得点王に輝き、全日本対西ドイツは、その後後世まで語り継がれる名勝負となった。大会終了後、15歳にしてバイエルンでプロデビューを果たす。

ワールドユース編

父の率いる東西統一後のドイツ代表のキャプテンとしてワールドユースに参加するも、予選では戦力を研究されたスウェーデンに3-5、準決勝のブラジルにはミューラーの負傷があったとはいえ0-5で敗れた。なお、ユース大会前に日本とメキシコの選手同士のいさかいを翼とともに率先して止めるなど、性格の変化が見られた[2]

ROAD TO 2002

かねてより若林にバイエルン入団を強く勧めていた。ブンデスリーガで古巣ハンブルガーSVと激突するが、アウェーで引き分け狙いのサッカーに終始するハンブルガーSVに失望する。この事から幼い頃からの友人同士であったカルツや若林との仲に亀裂が生じてしまう。試合終了後には和解し、今度はバイエルンのホームでハンブルクと勝負することに触れて終了。この試合でシュナイダーは、オーバーラップした若林の裏をかき、センターライン付近からのシュートを成功させている。

モデル[]

テンプレート:出典の明記 「若き皇帝」という異名は「サッカーは強い者が勝つんじゃない 勝った者が強いんだ」という台詞のフランツ・ベッケンバウアーと、背番号・ポジション・「ミスター・ヨーロッパ」の異名はカール・ハインツ・ルンメニゲ

得意技[]

ファイヤーショット

代名詞とも言うべき必殺シュートで、日向のタイガーショットを上回る威力を持ち[3]、若島津の右腕を負傷させた。ゴールインしたボールが実際に焦げた匂いを出していることから命名された(スパイク・空気・ゴールネットのいずれかとの摩擦が理由であると考えられている)。

ノンファイヤー

左足でカーブをかけて放つシュート。テクモ版ではキーパーの体制を崩す効果がある。

ネオ・ファイヤーショット

ファイヤーショットの強化版。原作では名前だけ登場したが使用する描写は無し。

龍の咆哮

レヴィンが肖俊光にパス(レヴィンシュート)を送り、それを肖俊光が反動蹴速迅砲でシュナイダーに送り、それをシュナイダーがファイヤーショットで打ち返すという技。

直線的ドリブル

相手をふっ飛ばして抜き去るドリブル。

劇場版[]

原作に先行する形で劇場版の1作目から登場している。ボールを自在に操れるテクニックと、左右どちらからでも放てる弾丸シュートで、ヨーロッパ少年サッカー界の皇帝と呼ばれている[4]。1作目『ヨーロッパ大決戦』では、その頭脳的プレイスタイルから、実況に「全盛期のベッケンバウアーを彷彿とさせる」と評された。若島津からゴールを奪い負傷退場させるも、交代した若林に全てのシュートを防がれ敗戦。1年後の『危うし!全日本jr』では、若林に昨年の借りを返すために必殺シュート「ミラージュボール」を完成させた。『世界大決戦!Jr.ワールドカップ』では南米選抜相手に1点を奪う活躍を見せるも、チームは敗退。

劇場版のみに登場する技[]

弾丸シュート
『ヨーロッパ大決戦』に登場。左右どちらからでも放てる直線的シュート。
バナナシュート
『ヨーロッパ大決戦』に登場。左足で放つカーブをかけたシュート。
顔面シュート
『危うし!全日本jr』に登場。鋭いバックスピンをかけ、キーパーの手元でボールが浮き上がるシュート。若島津と森崎を負傷退場させた。
ミラージュボール
『危うし!全日本jr』に登場。ボールが七色に分かれるシュート。センターサークルからこのシュートを放ち、若林からゴールを奪った。

ゲーム[]

テクモ版においても常にトップクラスの能力を持つ。また相手チームにリードを許すと「この借りは必ず返す!!」というセリフと同時に全ての能力値が上昇する「皇帝の怒り」という特殊能力を持つ(原作の全日本VS西ドイツ戦にて、日向のゴールで逆転を許した際の台詞が反映されたもの)。同GB版では決勝の後半しか登場しない。

ゲームのみに登場する技[]

エンペラータックル

相手の腹部にボールを打ち込み、上空高く吹っ飛ばす技。原作での同様の動作に名前がつけられたもの。テクモ版では「V」にのみ登場。ただし実際のサッカーのルールではレッドカードを提示されかねない反則である。

カウンターシュート

敵の必殺シュートを打ち返す隠し必殺技。桁違いの威力を誇る。相手の必殺シュートをブロックすると8分の1の確率で自動的に放つ。

クライフターン

テクモ版「V」のみに登場。シュナイダーのドリブル技。ヨハン・クライフの技が元ネタ。劇場版第1作でも同様の動きで翼を抜いていた。

ダイレクトファイヤー

テクモ版「V」のみに登場。ボレーシュートをファイヤーショットで放つ。

バイシクルファイヤー

テクモ版「V」のみに登場。オーバーヘッドキックをファイヤーショットで放つ。

フレイムフラッシュ

テクモ版「V」のみに登場。ネオ・ファイヤーショットを上回るシュナイダー最大の必殺シュート。セリエAに移籍しようとする若林を引き留めるために開発に着手し、ドイツ代表監督フランツのもとで猛特訓を重ね完成させた。ワールドトーナメントで披露する。結果的に全日本に敗れたが、若林のブンデスリーガ残留には成功した[5]

ファイヤードライブツインシュート

テクモ版「III」「IV」のみに登場。オールスターモードで翼とチームを組んだ際、味方の必殺シュートを3回連続で止められると8分の1の確率で1度だけ使えるようになる。シュナイダーに選択肢が出ていなくても、翼にボールを渡すと選択肢が出ているケースもある。

カイザーアタック

テクモ版「VS」のみに登場。相手を吹き飛ばしボールを奪う作中最強のタックル。

脚注[]

  1. ハンブルグ時代の通算成績は50勝50敗
  2. ハンブルグのジュニアユース時代は目の前で若林がリンチされていても助けずに立ち去っていた
  3. 若島津曰く、スピードは同じくらいだが、ファイヤーショットの方が伸びがあるとのこと。
  4. 『ヨーロッパ大決戦』でのピエールの解説
  5. シュナイダーの熱意に若林が折れた
No image この記事は書きかけです。是非とも、この記事に加筆してみてください。画面上部の「編集」をクリックすると、編集画面になります。
Advertisement