『キャプテン翼II スーパーストライカー』は、1990年にテクモより発売されたファミリーコンピュータ用のゲーム。
概要[]
漫画「キャプテン翼」が原作のゲーム第2弾。原作の「ワールドユース編」はまだ連載していなかったため、ストーリー自体はテクモのオリジナルである。
本作以降、テクモ版は独自のストーリーを展開させていくようになり、ゲームオリジナルの選手・必殺技も多数登場するようになる。
前作では若干荒削りだったゲームシステムやアニメーションを洗練・完成させ、後のシリーズでもこの作品のシステムがほぼそのまま採用されている。
ストーリー[]
フランス国際Jrユース大会での優勝から3年、サンパウロFCのユースチームのキャプテンとなった大空翼の新たなる戦いが始まる。
- リオカップ編
- ユースクラスのNo1を決める大会にて、翼はサンパウロを率い、カルロスを筆頭にしたブラジルユースの雄と戦いながら優勝を目指す。
- 冬の全国高校サッカー編
- リオカップ決勝の1週間前、日本では冬の全国高校サッカー選手権が開催されていた。岬率いる去年の優勝校南葛・日向率いる一昨年の優勝校東邦は、互いにV2を掛けた戦いに挑む。
- ジャパンカップ編
- ワールドユースに備えた強化試合が日本で開催されることになった。翼はサンパウロを率いて、若林や全日本と戦うことになる。
- ワールドユースアジア予選編
- ワールドユースが開催された。翼率いる日本は順当にアジア予選勝ち抜いていき、Jrユースで戦った国々も続々と予選を通過していく。
- 開催地のブラジルでは、ブラジルユースの監督にロベルトが就任することになった。
- ワールドユース予選リーグ編
- 本選へと駒を進めた全日本。予選リーグではJrユースの雪辱に燃えるピエールとナポレオンが、新たな必殺シュートを武器に挑んでくる。
- ワールドユース決勝トーナメント編
- 予選を通過した全日本。翼はロベルトからの手紙をきっかけに、伝説の必殺シュート「サイクロン」の完成に励む。決勝戦の舞台はマラカナン・スタジアムである。
システム[]
ゲームの進行[]
主人公のチームを操作し、試合に勝利することで進行する。試合に敗北するとそれより前の試合に戻されることもある。ストーリーの節目となる試合を終えると、チームが入れ替わることもある。
前作と同じく、パスワード方式(スコアメモ)でセーブを行う。他の作品と比較してパスワードの文字数は少ない。
ゲームのルール・仕様[]
- サッカーのルール
- 基本的にはサッカーのルールに準じているが、以下の点が異なる。
- 反則をしてもカードによる警告などは与えられず、累積・負傷等による退場もない。
- オフサイドが無い。
- ハーフタイムによる陣地の交換が無く、常に自チームの陣地が左側、敵チームの陣地が右側となっている。
- オウンゴールが出来ない。
- 画面表示
- 画面下半分にフィールドレーダーが表示され、選手はポジションの番号で表される。ボールを持っている選手は番号の代わりにボールのレーダーで表示される。GKは画面上には表示されない。レーダーの左側には残り時間と得点が表示される。
- 画面上半分には選手のドリブルのアニメーションが表示され、さらに左上隅に選手の名前と残りガッツが表示される。
- ガッツ
- 選手の体力を表す数値。ボールを持っている・各種コマンド選択時・吹っ飛ばされた時などに消費し、ボールを持たないでいると徐々に回復する。残りガッツが各種コマンドの消費量を下回ると行動成功率の著しい低下・一部のコマンド選択が不可能になるなどの弊害が生じる。敵チームの選手はガッツが無限である。
各種行動[]
状況により、選択できる行動が異なる。空中戦は、PA内でパスかこぼれ球を受けた場合のみ発生する。全ての行動は、一定確率で必殺技と同等の効果を発揮する場合がある(強烈なシュート・鋭いパスなど)。
- オフェンス時(地上)
- 自チームの選手がボールを持っている時の状態。ボールを持っているGK以外の選手を操作でき、その他の選手は自動で動く。操作中は一定のタイミングで10秒ずつ時間が経過していく。任意の操作や敵選手との接触によりコマンドが表示され、ドリブル・パス・シュート・ワンツーの4つのコマンドを選択できる。必殺技を所持している選手はコマンドを選択後、さらに必殺技を選択できる。任意でコマンドを表示した場合のみキャンセル可能。
- ドリブル
- 敵選手をドリブルで抜く。成功すると再び移動画面になる。敵選手と接触していない場合は移動画面に戻る。GKとの接触時に選択し成功すると、即座にシュートする。
- パス
- フィールドの好きな位置にカーソルを合わせ、選択した場所へパスを出し、一番近くにいる選手(敵含む)がボールを受ける。パスの軌道上に敵がいるとカットに来る事もある。近くに選手がいない場合はこぼれ球となる。
- ワンツー
- 近くにいる味方選手と壁パスを行う。味方選手が近くにいないと使用できない。必殺技の場合そのような制限は無いが、相手となる選手が出場していなければ選択できない。成功率はパスのパラメータに依存する。GKと接触した場合は選択できない。
- シュート
- 敵ゴールに向けてシュートを撃つ。自チームの陣地からシュートを撃った場合、届かずにこぼれ球となる(必殺シュート、あるいは通常シュートを選択した場合に低確率で発生する強烈なシュートの場合は届く)。シュートの軌道上に敵がいるとカットに来たり、GKが届かなかった場合、DFにフォローされることもある。一定以上のシュート力があると、ゴールネットを突き破る。
- ディフェンス時(地上)
- 敵チームの選手がボールを持っているときの状態。自チームの選手は一人のみ操作可能だが、オフェンス時とは異なり操作する選手を切り替えることができる。コマンド画面は敵選手と接触した時のみ自動で開く(任意では不可能)。
- タックル
- スライディングでボールを奪いに行く。ドリブルに対して相性がよい。
- ブロック
- ボールをカットしに行く。シュートに対して相性がよい。
- パスカット
- ボールをカットしに行く。パスに対して相性がよい。
- うごかない
- 何もしないが、ガッツを消費しないため、温存したい場合に使用する。
- 空中戦(自軍ボール時)
- 地上と同様のコマンドは、浮き球に対応したパラメータが影響する。
- パス
- シュート
- 敵陣でのみ選択可能。高いボールであればヘディングで、低いボールであればボレーでシュートする。基本的に地上からシュートするよりも威力が高い。
- トラップ
- ボールを受け、ドリブルでの移動を開始する。
- クリアー
- 自陣でのみ選択可能。ボールを大きくけりだし、こぼれ球にする。
- スルー
- 敵陣でのみ選択可能。GKのバランスを崩し、シュートを決めやすくする。コマンドを選択するとスルー後のコースが表示され、ボールは近くにいる選手(敵含む)が取りに来る。
- 空中戦(敵軍ボール時)
- パスカット
- 地上時とは違い、相手がパスする前を狙ってカットしにいく。
- クリアー
- 自陣でのみ選択可能。
- フォロー
- 相手がスルーをした場合は、スルー後のボールを狙って取りに行く。
- 相手がトラップをした場合は、即座に地上で接触した状態へと移る。
- こぼれ球を拾う確率が上昇する。
- せりあう
- 敵陣でのみ選択可能。相手のパスやクリアーを妨害し、成功するとこぼれ球になる。
- とびだす
- GKのみ選択可能。飛び出してボールをキャッチする。失敗した場合、ゴールががら空きになる。
- みがまえる
- GKのみ選択可能。シュートに備える。シュートを撃たれると下記のセービング時に移行する。
- セービング時
- キャッチ
- ボールをキャッチする。成功すれば確実に自軍ボールにできる。成功すると自動でパスを行い、パス相手はランダムで決定される。
- パンチング
- ボールを弾く。キャッチよりもセーブ率が高いが、敵に再びボールが渡る危険性がある。
レベル・パラメータ[]
自チームの選手にはレベルが設定され、試合中の各種行動の成功時・試合の終了時などに得られる経験値(確認不可能)を蓄積することで上昇する。レベルと共に各パラメータも上昇し、強いチームとも渡り合えるようになる。パラメータの上昇度合いは各選手により異なり、基本的には初期能力値が高いほど上昇の度合いも大きい。敵チームのパラメータは試合ごとに固定であり、同一選手でも試合ごとに能力値が異なる。また必殺技を持つ敵選手は、必殺シュートを持つならシュートが、必殺セービングを持つならキャッチが低いなど、威力に影響するパラメータが低い傾向にある。
登場人物[]
原作からの登場人物の詳細はキャプテン翼の登場人物を、ゲームオリジナルの登場人物の詳細はテクモ版オリジナルの登場人物を参照。()内は所属チームの推移。
日本の選手[]
- 大空翼(サンパウロ→全日本)ポジション:MF
- 主人公。サンパウロのキャプテン。
- 能力値が非常に高くオフェンスの必殺技も豊富に持つ。
- 岬太郎(南葛高校→全日本)ポジション:MF
- 去年の優勝校の南葛を率いて、V2を目指す。
- 能力値は翼とほぼ互角で非常に高い。原作同様、翼とのコンビプレイでも力を発揮する。ただし地上からの必殺技が少ない。
- 日向小次郎(東邦学園→全日本)ポジション:FW
- 一昨年の優勝校の東邦学園を率いて、V2を目指す。
- シュートとタックルの能力が特に秀でており、必殺技も強力なものが揃っている。
- 若林源三(ハンブルガーSV→全日本)ポジション:GK
- 必殺技を持たないが、能力値が非常に高い。原作での「PA外からのゴールは許さない」という特徴は今作では反映されていないが、セービング時にランダムで「とめる!」という固有の演出があり、クリティカル的な扱いとなっている。代表時は控え選手となっている。
- 因みに15歳の時点で既にトップチームに所属しているはずだが、ジャパンカップではユースチームにいる。
- 石崎了(南葛高校→全日本)ポジション:DF
- 必殺ディフェンスの顔面ブロックでどんな必殺シュートでもこぼれ球にできる。
- 松山光(ふらの高校→全日本)ポジション:DF
- 平均より上の能力値と必殺シュートであるイーグルショットを持つが、必殺ディフェンスを所持していない。対ふらの戦のみなだれ攻撃を使用してくる。
- 三杉淳(武蔵医大付属高校→全日本)ポジション:MF
- 翼を超える能力値を備えているが、ガッツの消費量が激しい。ガッツの値が0になると顔を蒼くして苦しみだし、次の試合にも出場できなくなる。
- 前作とは違い、あまり酷使しなければフル出場や連続出場も可能。
- 若島津健(東邦学園→全日本)ポジション:GK
- 高校サッカー界のNo.1GK。
- 能力値は若林に劣るが、必殺セービングの三角跳び使用時には若林以上の防御力を誇る。ただし当然ながらガッツの消耗は激しくなる。代表時はスタメンとなっている。
- 立花政夫/立花和夫(秋田商工→全日本)ポジション:MF
- 原作同様にスカイラブを中心とした数多くの必殺技を持つ。コンビ技は互いの距離がどれだけ離れていても発動できる。能力値はスタメンの割に低めだが、各種スカイラブ系の性能で補っている。一人でも使える必殺技は持っていない。
- 次藤洋(国見学院→全日本)ポジション:DF
- その巨漢を生かしたパワーディフェンスを得意とする。ゲームでもパワー系の必殺ディフェンスを持つ。
- 早田誠(立浪高校→全日本)ポジション:DF
- 原作同様のカミソリサッカーを駆使し、ディフェンスだけでなくオフェンスの必殺技も持つ。カミソリパスは後方からの攻撃の起点となる。
- 新田瞬(南葛高校→全日本)ポジション:FW
- 昨年の南葛の優勝の原動力となった。
- レギュラーで必殺シュートも持つが、シュート力以外の能力値は平凡。
- 沢田タケシ(東邦学園→全日本)ポジション:MF
- 控え選手ではあるが能力値のバランスはよく、また日向とのコンビ技「東邦コンビ」でのアシストもできる。
- 佐野満(国見学院→全日本)ポジション:MF
- 控え選手としては能力値が高い方で、オーバーヘッドキックも使える。また、次藤とのコンビ技「佐野とのコンビプレイ」にも必要となる。
- 井沢守(南葛高校→全日本)ポジション:MF
- 元修哲トリオの一人。能力値は低いが、高い球への能力値だけならレギュラーにも匹敵する。代表時は控え選手。
- 来生哲平(南葛高校→全日本)ポジション:FW
- 元修哲トリオの一人。点取り屋を自称する。代表時は控え選手。
- 滝一(南葛高校→全日本)ポジション:FW
- 元修哲トリオの一人。ライン際のドリブルが得意。代表時は控え選手。
- 森崎有三(南葛高校→全日本)ポジション:GK
- 原作以上にザルキーパーとなっている。代表時は控え選手。
- 高杉真悟(南葛高校→全日本)ポジション:DF
- 巨漢やロングスローなどの特徴は反映されていない。代表では只一人の控えDF。
- 反町一樹(東邦学園→全日本)ポジション:FW
- 東邦学園で日向とツートップを組む長身FW。代表時は控え選手で、能力的には来生と同等。
- 浦辺反次(南葛高校)ポジション:MF
- 元大友カルテットのリーダーで、石崎のライバル。代表には選抜されていない。
- 岸田猛(南葛高校)ポジション:DF
- 元大友カルテットの一人。『シャーク岸田』の異名を持つ。代表には選抜されていない。
- 中山政男(南葛高校)ポジション:DF
- 元大友カルテットの一人。代表には選抜されていない。
- 中西太一(立浪高校)ポジション:GK
- 巨漢のGK。日本代表には選抜されていない。
外国人選手[]
- カルロス(フラメンゴ→ブラジル)ポジション:FW
- ユースNo'1チームのフラメンゴのキャプテン。ジャイロの再来とも言われるほどの選手。リオカップ予選では全試合ハットトリックを達成しており、「ミラージュシュート」を武器にサンパウロと優勝を争う。
- なお、本作の時点では原作に登場していないが、元々は映画に登場した原作者によるデザインのキャラであり、ゲームオリジナルキャラではない。ただし呼ばれ方は「カルロス」で、性格なども大分異なる。
- ジウ(サンパウロ)ポジション:FW
- サンパウロのエースストライカー。ダイレクトシュートが得意。
- バビントン(サンパウロ→アルゼンチン)ポジション:MF
- サンパウロのもう一人のゲームメーカー。翼と共に攻撃の起点となる。かつてディアスと互角に近い勝負をしたことがきっかけで、サンパウロにスカウトされた。
- アマラウ(サンパウロ→ブラジル)ポジション:DF
- サンパウロの守りの要。パスカットと高い浮き球の能力値が高い。
- ドトール(サンパウロ→ブラジル)ポジション:DF
- サンパウロの守りの要。タックルと低い浮き球の能力値が高い。
- レナート(サンパウロ)ポジション:GK
- サンパウロの守護神。ブラジルユースの代表選考会では候補まで残った。能力値は森崎よりやや高い程度。
- クラウディオ・メオン(グレミオ)ポジション:GK
- ドライブシュートを必ず止める実力を持つGK。翼の実力を測るため、サンパウロの練習に殴り込みをかける。ダイレクトシュートに弱い。
- エウゾ・ゲルティス(ブラジル)ポジション:GK
- イタリアのインターミランでプロとして活躍する選手。キーパーマシンの異名を持つ。本作のNo'1GK。異質な必殺技である「ダークイリュージョン」を駆使する。
- アルツール・アンチネス・コインブラ(ブラジル)ポジション:MF
- 本作のラスボス。完成されたスーパーストライカー。一般選手の2倍のドリブル速度を持つ。
- ファン・ディアス(アルゼンチン)ポジション:MF
- ボールを持ったときに「よし いくぞ!」とセリフが出ると、ドリブル能力が大幅にアップする「天才のセンス」という特殊能力を持つ。
- アラン・パスカル(アルゼンチン)ポジション:FW
- 幼少時よりディアスとコンビを組むFW。ディアスとの「ゴールデンコンビ」以外に個人の必殺技を持たない。
- ガルバン(アルゼンチン)ポジション:DF
- アルゼンチンのDF。原作からの登場キャラで、Jrユース編の純正のDFとしては最も活躍する描写が多かったためか、パワー系の必殺ディフェンスを所持しており、ディフェンス能力もトップクラスである。
- エル・シド・ピエール(フランス)ポジション:MF
- Jrユースの雪辱に燃え、ナポレオンと共に新たな必殺シュートを編み出した。
- ルイ・ナポレオン(フランス)ポジション:FW
- Jrユースの雪辱に燃え、ピエールと共に新たな必殺シュートを編み出した。
- カール・ハインツ・シュナイダー(西ドイツ)ポジション:FW
- こちらがリードすると、「このかりは かならず かえす!」のセリフと共に、能力値が大幅にアップする「皇帝の怒り」という特殊能力を持つ。
- マンフレート・マーガス(西ドイツ)ポジション:FW
- ヘディングを得意とする長身のFW。必殺技を持たないが能力値は高い。
- フランツ・シェスター(西ドイツ)ポジション:MF
- コンピューターと呼ばれる頭脳的なゲームメーカー。必殺技を持たないが能力値は高い。
- ヘルマン・カルツ(ハンブルガーSV→西ドイツ)ポジション:MF
- 中盤の底で相手の攻撃の芽を摘みゲームをも組み立てる仕事師。シェスターと同等の能力を持ち、更にハリネズミドリブルを持つ。
- デューター・ミューラー(西ドイツ)ポジション:GK
- 幻のGKだった男。必殺技を持たないが、能力値は非常に高い。本作のNo'2GK。
- ジノ・ヘルナンデス(イタリア)ポジション:GK
- パーフェクトキーパーの異名を持つ、本作のNo'3GK。打倒全日本に闘志を燃やしている。本作の時点では必殺技を所持していない。
- ラモン・ビクトリーノ(ウルグアイ)ポジション:FW
- 南米の黒豹。ジャパンカップにウルグアイ代表として登場。南米予選の決勝ではアルゼンチンに破れ、本選で戦う機会はない(出場したかどうかは不明)。原作では披露しなかったオーバーヘッドキックを必殺技に持つ。
- ロブソン(イングランド)ポジション:DF
- イングランドのDF。原作のJrユース編にわずかに登場したキャラで、キャプテンを務めていた。
選手以外[]
- ロベルト本郷(サンパウロ→ブラジル)
- サンパウロの監督。
- 片桐陽子(サンパウロ→全日本)
- 日本サッカー協会から研修生として派遣され、サンパウロのマネージャーとなる。片桐の妹。ミーティング時にはスコアメモを教える役割を担当する。
- 中沢早苗(南葛高校)
- 南葛高校のマネージャーで翼の恋人。高校サッカー選手権の間のみスコアメモを担当している。
- ジャイロ
- ペレが活躍するより前の世代のストライカー。苦手なヘディングを練習する代わりに無敵の必殺シュート・サイクロンを編み出し、未公認も含め1000ゴール近い得点をあげている。
- チャーリー高橋
- シリーズおなじみのアナウンサー。世界各国全ての試合で実況を担当している。
主な必殺技[]
- オーバーヘッドキック
- 翼の得意技の必殺シュート。翼以外にも数多くの選手が使いこなす。原作で実際に使用したキャラの他、とりわけ能力の高い選手が使うことが多く、天才の証明とされることもある。
- 強引なドリブル
- 原作の日向の直線的ドリブルと同じ。豪快に相手を吹き飛ばす。日向を筆頭に、パワータイプの選手が得意とする。前作にも存在したが、コマンドで選べるようになったのは本作からである。
- ツインシュート
- 二人同時に放つ必殺シュート。翼と岬・立花兄弟など、特定の選手が揃っていないと発動できない。ドライブタイガーやスカイラブツインなどの上位種もある。
- イーグルショット
- 松山の必殺シュート。原作では基本的にロングシュート専用であったためかゲーム版でも特殊で、どの場所から撃っても減衰率が0に計算され、同じ威力になる。
- なだれ攻撃
- 松山がふらの戦でのみ使用してくる技。発動すると、全選手が2倍の移動速度でオーバーラップしてくる。
- ドライブオーバーヘッド
- グレミオ戦で、メオンの弱点を突くために翼が思いついたシュート。ボールが浮き上がる。元々は原作の西ドイツ戦の決勝ゴールになったシュートである。
- ミラージュシュート
- カルロスの必殺シュート。ボールが七色に光り、分裂しながらゴールに向かってくる。
- スライダーキャノン
- Jrユースでストライカーとしての差を思い知らされたピエールとナポレオンが編み出した必殺シュート。二人でツインシュートを放つもの。他のツインシュートと異なり、高い浮き玉からでも放つことができる。
- サイクロン
- 伝説のストライカー・ジャイロが選手生命を懸けて編み出した必殺シュート。ドライブシュートの強化版で、通常のドライブシュートよりも鋭角に曲がり落ちる。ボールにバックスピンを掛けて真上に蹴り上げ、落下中にドライブシュートで蹴る事で、無敵の力を秘めたサイクロンになる。ただしロベルト曰く、ジャイロのオリジナルは真似できるものではなく、これは翼が編み出した新しいサイクロンであると言う。
- 桁外れに威力が高いため、普通にプレイしていればまず止められることはなく、また地上・空中の両方から撃てるため汎用性も高い最強のシュート。後のシリーズでもこの必殺シュートを軸にストーリーが展開していく。
- マッハシュート
- コインブラが放つ必殺シュート。いわゆる消える魔球。キーパーのセービング時にはボールが見えている。
雑記[]
独自性の強い必殺技を持つ多くのキャラクターが登場する。多くのデータを入れることができないファミコンでこのような仕様を実現できたのは、キャラクターの顔が同じまま髪型などを変えることで個性付けをしているためである。
音楽には、斎藤幹雄(メタルゆうき名義)が参加している。BGMには20秒ほどの短いメロディを繰り返すという構成の曲が多い。
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